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採点基準を考える

私は昨年度の合格者として診断士試験に関して色々書いてきました。
これからは、自分の次の試験に向けての勉強と診断士として仕事をする上での経験の再確認が大事かな等と思っています。
前置きは此れぐらいで、私なりに考えていた2次試験の採点基準を披露します。

「出題の趣旨」が発表されていますが、18年度のものから問われているポイントを纏めてみました。
出題の趣旨で何を問うかを書かれていますが、それを以下のようにグループ分けしました

基本的知識
問題認識能力(情報把握能力)
分析力(情報分析能力)
問題解決能力(創造力・応用力・助言能力)

設問毎に問われていることが複数有る場合は均等に配点しました

配点割合 事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
基本的知識  5.7%
問題認識能力 23.3%
分析力    42.7%
問題解決能力 28.3%

配点割合 事例Ⅳ
基本的知識  15.0%
問題認識能力 32.0%
分析力    45.0%
問題解決能力  8.0%

基本的知識⇒問題認識能力⇒分析力⇒問題解決能力
の順で前の能力が必要な事は間違いないと思います。

財務の平均点が高いと言われているのは、問題解決能力の割合が低いことによるものと思っています。
「応用能力・思考プロセスを検定する試験」
これが試験制度改定にあたって中小企業政策審議会が出した答申です。
此れを元に、どんな解答が求められているかを考えました。
解答は、以下の式で思考して書いていくものと考えてます
 (A+B+C)×α=X 
ABCは与件の記述、αは自分の分析、Xは結論です。
A+B+C=29% α=42.7% X=28.3%
此れが出題の趣旨の表面上の配点だと思います。
ここで「思考プロセスを検定」という、前提で考えて見ます。
(A+B+C)×α これが思考プロセスです。Xは思考プロセスの結果です。
分析の場合も前提となるA+B+Cが無くては分析の思考プロセスは成り立ちません。

そんなこんなで、私は最重要は「A+B+C」であり、Xはそんなに大きな問題では無いと結論付けました。
この結論を検証する為に、合格者再現答案(其の当時は採点結果の発表は有りません)を読み込みました。
不合格者は、分析を聞かれた時にαだけを、結論を聞かれた時にXだけを書いているのが多かったんですね。
合格者は、A+B+Cを解答に盛り込んでいる割合が高かったのです。
結論 
A+B+Cを聞かれたら(A+B+C)を書く
αを聞かれたら(A+B+C)×αを書く
Xを聞かれたら(A+B+C)×α=X を書く
こんな感じで解答を書くことにしてました。
私がいう「コピー&ペースト+チョット」は此れを自分に言い聞かす言葉でした。
コピー&ペーストで50点は取れると思ったのもこんな考えからでした。
此れが絶対に正しいとは言えませんが、合格しましたから多少は当たってると思います。

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コメント

初めまして、iwatosanと申します。
3年目の今年筆記合格し、現在口述終わって
結果待ちです。

ところで、上の記事の内容に思わず唸ってしまったので
コメントさせて頂きました。

物凄い明快さで、2次の答案の本質を分析されているように
感じビックリしました。

答案上にいかに思考プロセスを表現するかが凄く
分かり易く書かれていて勉強させていただきました。
ご自分で達見されたことに深い洞察を感じます。

本当に共感したので思わずコメントさせて頂きました。
ありがとうございました。

投稿: iwatosan | 2007年12月17日 (月) 21時20分

iwatosanさん 合格おめでとうございます
コメント有難うございます
共感していただけて、本当に嬉しいですね。
合格者の方はアプローチの違いはあれ、皆さん同じような結論に達しておられたのではないかと思います。
私の我流のアプローチですが、少しでも皆さんの「気づき」のきっかけになってくれたら嬉しい限りですね。

投稿: KABA | 2007年12月18日 (火) 10時29分

KABAさん、こんにちは。
定量的に分析されており、大変わかりやすい内容だと思いました。
私も別の切り口からちょっと考えていることがあるのですが、結論は同じところにたどり着きそうな気がしています。
結局、「与件文は大切にしましょう」ということなのでしょうね。

投稿: takeshi | 2007年12月18日 (火) 15時40分

takeshiさん 合格おめでとうございます
関西オフ楽しみにしています
結局同じところにたどり着いて合格するんでしょうね

今年の受験生に、半日マンツーマンで喋りましたが
其の中で彼が私から持っていったのは
「合格者答案は、答案だけで与件企業が見える」
此れでした
そんな答案を目標に、「コピー&ペースト」をしたそうです。
合格報告は、自分のときより嬉しかったです。

投稿: KABA | 2007年12月18日 (火) 16時14分

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